期刊論文
學年 | 113 |
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學期 | 2 |
出版(發表)日期 | 2025-06-20 |
作品名稱 | 「「死の文学」と言われた村上春樹文学と「グズグズした生」を肯定した村上春樹文学との距離―『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』までの創作群から見て―」 |
作品名稱(其他語言) | 被稱為「死亡文學」的村上春樹文學,與肯定「好死不如歹活的人生」的村上春樹文學之間的距離-由《世界盡頭與冷酷異境》為止的創作群觀之一 |
著者 | 曾秋桂 |
單位 | |
出版者 | |
著錄名稱、卷期、頁數 | 台大日本語文研究 (49), p.1-31 |
摘要 | 本論文が「死の文学」と言われた村上春樹文学と「グズグズした生」を肯定する村上春樹文学との距離を考え、『世界の終りとハードボイルド.ワンダーランド』作品(1985.6)までの創作群を中心に、村上春樹文学における死生観を考察した。何故なら、生と死を色濃く描写している村上春樹文学の研究においては、死生観を抜きにしては語ることは出来ないからである。考察結果は以下の4点に纏められる。まずは、『世界の終りとハードボイルド.ワンダーランド』作品までの創作群における死生関係の描き方を4類型に分けられる。また、村上春樹文学が仏教思想とは縁遠いものではないことであり、そこに仏教思想から死生問題を捉えようとする村上春樹の姿勢が見られる。そして、死生関係をめぐる村上春樹文学の原点とその変遷が初期作品群にあることである。それが死生関係の起源と変遷を時系的に各創作ジャンルにわたり、考察して初めて得られた成果である。最後は、「死の文学」と言われた村上春樹文学と「グズグズした生」を肯定する村上春樹文学とは、同義的なものだということである。要するに、『世界の終りとハードボイルド.ワンダーランド』までの創作群に限って言えば、「死の文学」と言われた村上春樹文学と「グズグズした生」を肯定する村上春樹文学との距離とはゼロであり、死生関係の切り込み方が異なっていても、同じく表裏をなす紙一枚のものを指しているのである。 |
關鍵字 | 村上春樹;「死の文学」;「グズグズした生」;『世界の終りとハードボイルド.ワンダーランド』;同義的なもの |
語言 | jp |
ISSN | 1609-8978 |
期刊性質 | 國內 |
收錄於 | |
產學合作 | |
通訊作者 | |
審稿制度 | 否 |
國別 | TWN |
公開徵稿 | |
出版型式 | ,電子版,紙本 |
相關連結 |
機構典藏連結 ( http://tkuir.lib.tku.edu.tw:8080/dspace/handle/987654321/127687 ) |