專書單篇

學年 105
學期 2
出版(發表)日期 2017-07-30
作品名稱 台湾における小・中学校向けの日本語活動の教材開発
作品名稱(其他語言)
著者 闕百華
單位
出版者 香港日本語教育研究會
著錄名稱、卷期、頁數 日本語教育と日本研究におけるイノベーション及び社会的インパクト 頁82-96
摘要 本稿は、台湾義務教育段階における公立小・中学校の日本語教育の現状と課題を明らかにすると共に、教育現場の実態と多様化する学習ニーズに対応する日本語・日本文化に関する教材や教育用素材の開発のひとつの手法を提示・紹介することに目的がある。台湾では、2014年度より義務教育の実質的延長を意味する 「十二年国民基本教育」が本格的に実施され始めた。この教育制度の改革によって高等学校の第二外国語教育で最も人気のある日本語が小・中学校にまで根を下ろす気運が高まるのでないかという予測もある。 そこで、本稿では、まず日本の「学習指導要領」に当たる現行の「国民中小学九年一貫課程綱要」と「普通高級中学選修科目『第二外国語』課程綱要」における第二外国語に関する規定を概観し、そして2018年度より順次実施予定の「十二年国民基本教育課程綱要総綱」と「十二年国民基本教育言語領域―英語(第二外国語)課程綱要」の最終草案と比較して、小・中学校第二外国語の教育課程上の位置付けを明確にしようとする。また、小・中学校の日本語教育の実施現状を把握するために、全面的な実態調査を行わなければならないが、人的・物的資源の制限があるため、財団法人交流協会と国際交流基金による台湾の日本語教育機関調査の結果を参考にしつつ、ウェブ上に公開されている小・中学校における日本語・日本文化教育活動への取組みを分析・整理し、「クラブ活動」及び「国際教育の一環としての日本語活動」の開設状況から教育現場のニーズに対応する日本語教材とは何かを把握することとする。 それから、上記の考察結果を踏まえて、教育現場では日本語活動に関する教案や教材作成のための素材やアイディアが足りないという状況に鑑み、日本小学校の外国語活動の豊富な事例を生かすことをひとつの手法として提言してみたい。なお、具体例としては、『弾力的学習の日本語活動の素材』を取り上げ、「日本語を使ったゲームとアクティビティ」のデザインについて説明する。 一方、台湾の小・中学校における日本語教育の大きな課題として第二外国語の免許状を有しない教諭や外部の講師ばかりが授業を担当するという問題がある。そこで、最後の結論では研究開発の成果を教育現場の具体的な教材使用に結び付けていくための課題を述べたいと思う。
關鍵字 台湾;日本語教育;十二年国民教育課程綱要;弾力的学習;教材開発
語言 jp
ISBN 9789887748519
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機構典藏連結 ( http://tkuir.lib.tku.edu.tw:8080/dspace/handle/987654321/112153 )